ドッグフードはどうやってふやかす

ドライドッグフードは硬くしっかりと噛んで食べる必要があるため、幼犬や老犬ではふやかして与える場合があります。
柔らかいフードは食べやすくなるとともに、消化が簡単になるため胃腸にも優しいのが特徴です。
ドライフードをふやかす方法は簡単で、「ぬるま湯を入れる」という工程ひとつで完成します。
フードの入った容器に30~40℃くらいのお湯を入れて15~30分ほど待つことでフードはふやけます。
水分の量やふやかす時間、お湯の温度、フードの状態により、好みの固さに調整することが出来ます。

お湯の量

お湯の量は適当で構いませんが、ふやかしに使ったお湯には栄養素が溶け出しているので余っても捨てないようにして下さい。
幼齢期(生後30日~1歳程度)では、ふやかす水分不足が不足していると、消化不良を起こし便と一緒にフードの残骸が出てきます。
しっかりと水分を入れてふやかす必要がありますが、水分が多いと軟便になります。
適切な量はそれぞれ違いますので、便の状態で最適な水分量を研究する必要があります。

ふやかす時間

フードは15~30分ほどお湯にひたすだけで、ふやけてくれます。
ふやけ具合はもちろん長く付けた方がいいですが、成長期でふやかさないドライフードに移行する時には、この時間を短くしてふやけ具合を調整する方法もあります。
長時間保存する事には向いていないため、一回分ずつふやかしてあげる必要があります。
残した分はもったいないですが捨てて下さい。

お湯の温度

お湯の温度は50℃を超えるとフードに含まれる水溶性ビタミンが壊れてしまいますので、50℃以下である必要があります。
また、熱いお湯では愛犬がやけどをする可能性もあるため、お湯に指を入れられる位の温度になってから与えてください。
水でもふやかす事はできますが、温度が低いと消化の手助けにはなりません。

フードの状態

粒の状態のままや、粒を砕いてからなど、ふやかす前のフードの状態にも種類があります。
粒のままだと内側まで柔らかくなるのには時間がかかりますが、砕いてからだと短くて済みます。
しかし砕くことでフードは酸化しやすくなるので一回一回砕く必要があり、ひと手間分時間がかかってしまいます。
フードの状態は、自分にあった手間に合わせて選んで下さい。